大正時代の銀座スタイル

銀座サロンからのお知らせ
銀座と言えば「銀ブラ」

現在、放送中のNHKの朝ドラ「花子とアン」で、登場人物たちの交流の場として描かれているのも銀座のサロンですが、「銀ブラ」の語源について語られるシーンがありました。

「銀座をブラブラする」という意味で浸透している「銀ブラ」ですが、元々は「銀座でブラジルコーヒーを飲む」という意味だったとのこと。

明治42年に創業したカフェ“パウリスタ”が銀座にあり、そこでブラジルコーヒーを飲むことを短縮して「銀ブラ」と呼び、こちらの言われが先だそうです。

パウリスタには、菊池寛や芥川龍之介といった文学者から、あのジョン・レノンまで来店していたそうですよ。


ちなみに、「花子とアン」の時代設定は大正。

この頃、流行していたのが「モダンガール」スタイルです。

明治3年に断髪令が出された後、大正デモクラシーや婦人解放運動などの影響からか、大正時代から徐々に西洋化が始まり、「洋装」「断髪(ショートヘア)」「化粧」といった外見の女性のことを、モダンガール(略してモガ)と呼んでブームとなりました。

(男性の場合、同じく西洋的な服装を「モダンボーイ」略して「モボ」と呼びました)


この頃の髪型は、今でいうパッツン前髪&前下がり気味のボブ(あごのラインに沿って毛先をゆるくカーブ)、またはサイドに分けた髪にコテでゆるくウエーブを付けるようなスタイルが主流。

パーマが日本に初めて輸入されたのも大正時代のようですが、実際に営業が始まったのは昭和になってからのようです。

ドラマでは、流行に敏感そうな醍醐さん(高梨臨さん)が、とても可愛らしいモガスタイルを披露してくださっています。

興味のある方は、ご覧になってみてくださいね(^^)